土地購入後、家のことは考えよう。と思っていたのですが同時進行になってしまいました。思い着く事は「地震に強い家」くらいでした。ほぼ毎日現場に足を運びました。

自宅の近隣には家に関わる職人さんが沢山います。数十年木材を取り扱って来た方は「ていねいで、いい仕事をするね」と声をかけてくださいました。「既成のものがいいのは、いいとこ一年だけだね」とも。今は既成の部品があり、家はそれなりに出来るのです。

今回造って頂いた家は総て手仕事です。のみ、かんなを使い、素人が考えると気が遠くなる作業を、毎日毎日黙々と続ける姿はとても好感が持てました。電気屋さんの一言「沢山の新築の家を見てきましたが細い廻り縁は初めて。いいもんですね。素晴らしい家ですね」も印象的でした。

初めてと言えば建築確認申請の建築面積と出来上がった建築面積がピッタリというのも驚きに値するようです。建築士の方が色々な職種の職人の方に必ず現場で指示していましたので、当り前といえば当り前なのですが、、、

出来上がった家はとてもいい家なので釘一本打つのも気が引けます。

大切に使わせて頂きます。

もう姿が見えないのかと思うと寂しい気もします。関わった総ての職人さんに感謝します。