料理人と少し似ているところがあります。仕入れた食材を最大限に活かすことができるのは、下積みと経験を重ねた一流料理人しかいません。
木材に関してはふたつとして同じものはなく、木の目を読み、くせや特徴を判断し、正しい方法で加工をしていくことが非常に重要な工程となります。
現在の建築会社は建材メーカーから販売されている既製品が主流で、簡易で技術をそこまで必要としないことを理由に、このように無垢材を加工できる職人も加工場も減少してきました。
住宅舎の大工は価値ある良いものを、手間と時間をかけてつくり続けます。